ビデオ「日本プロテスタント宣教150年の流れ」

〈訂正〉
「日本プロテスタント宣教150年の流れ」の中の表記に誤りがありました。お詫びいたします。
・「開港時の横浜」は「嘉永六年六月九日国書棒呈の為米人久里浜上陸の図」です。
・リギンズ宣教師(写真・横浜市中央図書館蔵)は(写真・目で見る宣教百年史より)です。
・共立女学校(写真・横浜開港資料館所蔵)は(写真・横浜市中央図書館蔵)です。

 1853年、神奈川県浦賀沖に4隻の黒船が来航しました。艦隊を率いてきたのはアメリカ東アジア艦隊司令マシュー・C・ペリー。ペリーは武力を背景に、日本に対して開国を迫ります。日本はこれによって鎖国の夢を破られ、世界に向けて門戸を開きました。


(写真:横浜市中央図書館所蔵)

 1855年に日米和親条約、1858年に日米修好通商条約が締結され、ついに日本は諸外国に対し開国したのです。

 既に1846年にベッテルハイムが沖縄(琉球)に来日し、聖書を琉球語に翻訳するなど、宣教活動に尽力しておりました。

 1859年、条約に基づき横浜・長崎・函館など5港が開港されたことを機に、海外のキリスト者たちが日本伝道のビジョンをかかげ、多くの宣教師を日本に派遣しました。しかし日本はキリスト教に対する禁止令がまだ続いており、この禁止令が撤廃されるのは明治6年、1873年でした。

 このような困難の中、日本に福音をもたらすため多くの宣教師たちが来日。それぞれの賜物を活かして宣教にあたりました。

 米国聖公会のジョン・リギンズ宣教師とチャニング・ウィリアムス宣教師は、日本に最初に来たプロテスタント宣教師です。彼らは、日本に来る前は中国で宣教をしていました。ウィリアムス宣教師は1859年長崎に来航。1874年、東京築地に立教学校、後の立教大学を創立します。

 宣教のためには日本語訳の聖書が欠かせないため宣教師達は来日前から聖書の日本語訳に取組みました。
  

(写真:横浜開港資料館所蔵)

 写真左の2人は翻訳事業に尽力されたアメリカ・オランダ改革派教会のフルベッキ宣教師とブラウン宣教師です。右端のシモンズ医療宣教師は横浜病院、現在の十全病院の委任医師となり、医学教育にあたりました。ともに1859年に来日しています。


(写真:明治学院所蔵) 

(写真:横浜市中央図書館所蔵)

 翻訳事業の中心となったのが、ヘボン式ローマ字で有名なアメリカ長老教会のヘボン宣教師です。ヘボン宣教師も1859年に来日しました。1887年明治学院を創立します。写真はヘボン宣教師が日本で最初に住んだ横浜にある成仏寺です。この寺はアメリカ人宣教師の宿舎に使われ、ヘボン宣教師は本堂に、ブラウン宣教師は庫裏に住んだといわれています。

 そして1880年に新約、1887年に旧約の日本語訳聖書がついに完成。個人での翻訳からかぞえてじつに20数年にもおよぶ大事業でした。


(写真:横浜市中央図書館所蔵)

 宣教師たちは精力的に宣教活動を行い日本各地に多くの教会や学校を創立していきました。聖公会は、1863年横浜クライスト・チャーチを設立、これが現在の横浜山手聖公会となりました。写真は、1901年ジョサイヤ・コンドルの設計によって建てられた二代目です。日本最初のプロテスタント教会は、ジェームス・バラ宣教師に導かれた日本人11名によって1872年に設立され、日本基督公会と称しました。今日の横浜海岸教会です。1870年メアリー・ギター宣教師によりフェリス女学院が創立。初めはヘボン施療所を使用しての授業でした。

 共立女学校は、横浜共立学園の前身で、1871年ブライン、クロスビー、ビアソンの3婦人宣教師によって創立されました。

 プロテスタント各派は、宣教開始から節目となる時に必ず記念会を行ってきました。明治期には、基督教信徒大親睦会が1878年と83年に東京、80年に大阪、85年には京都と4回開かれました。全国からキリスト者が集まり、各地の教会の報告、キリスト者相互の交流、講師たちによる講演が行われました。


(1883年 全国基督教徒大親睦会)

 この写真は、1883年のもので、大きなリヴァイヴァルが起こりました。1909年には、開教五十周年記念会が東京神田のYMCA会館で10月5日から6日間にわたって催されました。宣教100周年に当たる1959年には宣教100年記念大会が東京都体育館などを会場として11月1日から7日間盛大に行われました。

 そして宣教150周年に当たる2009年、7月8日、9日にかけて開港の地、横浜で記念大会が行われます。日本のプロテスタント諸教会、キリスト者が一体となって主の恵みを心に刻み、宣教と奉仕に前進する機会といたしましょう。

〈訂正〉
「日本プロテスタント宣教150年の流れ」の中の表記に誤りがありました。お詫びいたします。

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